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2020.08.24

『タオと宇宙原理』の「はじめに」を公開しました

私はこの春から『タオと宇宙原理』(540頁)の執筆に追われておりましたが、漸く白焼きを戻すことが出来、9月中旬発売の運びとなりました。物理学理論の確認に随分と時間をとられました。この分野は何十年も前から殆ど変わらない内容から、全く異なる内容まで様々で、確認したと思ったらそれが古い情報で修正を余儀なくされるということが頻繁に起こり、うんざりでした。国家の教育機関で体系立てた情報発信が為されていないのは、大いに問題です。何とかそれらの苦難から脱し、8月に形になり、一段落です。1ヶ月もあれば書き上がる予定で春中には出版予定でいたのですが、何かとペースが狂ってしまい、擱筆するまでにずるずると4ヶ月もかかってしまいました。途中で1ヶ月半、ほとんど書かない期間があったときには、却ってストレスになってしまい苦笑いでした。

他に4冊、仕事の合間に同時進行で書いているものですから、ビル内での閉じ籠り状態が続いています。早く終わって太陽に当たり大汗を搔きたいものです。移動も車なので、この5ヶ月間3日を除いて太陽の下を歩いていません。こういう不健康な生活はよくありませんね。幸い、筋トレルームに本格的なマシンがありそこで時々運動できるのが救いではあります。

とは言え、ずっとエアコンの中で生活しているので、大概ウンザリしています。

そういう意味では、コロナ騒動はほとんど私に関係ありません。

太陽の下で暑いアツイと言って汗をかいている世間が実に羨ましい!!

新刊『タオと宇宙原理』の「はじめに」を紹介していますので、よかったら是非お読みください。

斯書は科学と宗教を融合させた内容ということが出来るでしょう。昔流に言うならばニューサイエンスやニューパラダイム系の本です。世に蔓延し絶大な権力を持ってパワハラし続ける唯物論者の日本的科学者や知識人とやらへの反駁の書でもあります。彼らの圧倒的絶対多数状態では蟷螂の斧にすぎないのかもしれないが、理解者が増えてくれることを願っています。主題は仏教哲学に言う「悟り」について語っているものです。540頁もあるので、よほど本気でないと読むのが大変かもしれません。そういう人は、どこからでもいいので、面白そうなところから、是非読んでください。

自分で言うのも何ですが、〈言語次元〉について1章設けていることは、大変に価値のあることと思っております。

また、原子核構造と絡んでの重力や電磁気力といった引力系の構造について、仏教における自我や執著(しゅうぢゃく)ということと連関させて一つの仮説を立てたことも、世界初の分析であり、虚心に読んで頂けると、深い意味に衝撃を受けて頂けるのではないかと思っております。

まあ、ただ逆に莫迦莫迦しいと言われてしまったら、それで終わってしまうのですが、人間原理というものを小宇宙として捉える東洋哲学の観点に立つと、ここに述べた内容は実に小気味いいほどに整合性をもっています。出来得るならば、研究者たちに読んでもらいたいものです。

逍 遥