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2021.05.24

老子とタオ〈23〉

老子『清浄経』第15章を紹介します。

【第十五章 聖 道 品】
為化衆生 名為得道 能悟之者 可伝聖道
衆生が修行をなすにその目標なくては定め難きが故に、敢えて得道と名づけ為すのである。しかし、真に行を完成させた者にとっては、得道などという形式が存在するわけではない。形式をもって無極に至ることは不可能であり、真の行者は竟に感じ動じて得道となすのである。この理が真に領せられる者だけが聖なる道を語ることが出来る。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)