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2020.11.30

老子とタオ〈15〉

老子『清浄経』第8章を紹介します。

【第八章 三 尸 品】

常能遣其慾 而心自静 澄其心 而神自清 自然六慾不生 三毒消滅

 常に能(よ)くその欲を遣除(けんじょ)すれば心は静となりて澄み清らかである。色声香味触法の六欲も生ぜず、貪欲(どんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)の三毒も消滅する。

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※瞋恚(しんに) 怒り。自分の心に違(たが)うものを怒り恨むこと。

※愚痴(ぐち)愚かなこと。無知。真理に対する無知。心が暗くて一切の道理に通じる智慧に欠けたありさま。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)